大学の教え子である粕川くんからの一本のLINEから、この企画がスタートしました。
大学卒業後に就職した彼が、もう一度ラグビーに携わりたいという思いからの連絡でした。
彼は11月からマレーシアの企業に就職し、現地での生活をスタートさせると同時に、ラグビーアナリストとなってマレーシアラグビーに携わりたいという大きな夢を持っています。
その夢を実現するべく、Rugby Performance Lab.では彼に対する育成プランを作成し、約半年のサポートを計画しています。
このブログでは、未経験者の彼が、ラグビーアナリストとして育っていく過程をみなさんにも定期的にお伝えできればと思っています。
「第4回:アナリストの仕事① 撮影」

今回から実際のアナリストの仕事を具体的に話していくことになり、彼が現場にでたときのそれぞれの場面で必要なスキルや知識などを実装できるようになればと思っております。
今回は、アナリストの大切な仕事の1つである撮影について話をさせていただきました。
撮影といっても、その機材の理解や使い方、撮影のときの注意点、そして撮影までの準備などについて具体的な事例を使いながら進めていくことができました。
幸いなことに、フィジー代表に参加したこともあり、新鮮な事例を使いながら話をすすめることができました。
特に、彼の場合はマレーシアでラグビーに携わるという目標があるため、あまり日本のクラブのような環境ではないことも想定しながら、いい話になったと思います。
このプログラムでは、可能な限り実践的にすすめていくため、毎回彼には課題に取り組んでもらっています。彼の素晴らしいところは、毎回真剣にとりくんできてくれること、そして少しでもわからないことがあれば、しっかり質問をして確認をしてくれることです。
この2つによって、まだ4回目ですが、彼の成長をすごく感じています。
これからも、成長と刺激を与えられるようなプログラムを提供できるようにしていきたいです。
本人コメント
「先日は4回目のレッスンを受講致しました。
まずは事前の課題であった香港vs韓国の試合のDFの分析についてフィードバックをして頂きました。その中でポゼッションの重要性ついて教えて頂きました。スクラム、ラインアウト等は試合の元となる重要なポイントです。ポゼッションを上げる為にDFの観点からどういう工夫や準備が出来るのかという事をお話頂きました。例えば相手ボールラインアウト一つにしても色々なアイデアを持っていらして、色々と想像するのが好きな私にとっては聞いているだけでもとても楽しいです。
そしてその後”撮影”について教えて頂きました。
カメラの撮り方、アングル、機材等、映像を撮る上で必要な項目について説明頂きました。
その中でマレーシアをイメージして低コストかつ限られた人員や機材の中でどんな事ができるかという事のアイデアを常に出して下さるので、凄く実用的なレッスンを受けさせて頂いていると改めて感じます。
引き続き学んだ事を一つづつ繰り返しながらしっかりと身に付ける着実にスキルアップ出来るように取り組んでいきたいと思います。」
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